2016年5月23日月曜日

16.05.21 航空自衛隊 浜松広報館 エアパーク

今回は航空自衛隊 浜松基地にある浜松広報館 エアパークへ

航空自衛隊 浜松広報館 エアパーク
航空自衛隊 浜松基地 浜松広報館 エアパーク

屋外展示
①F-86F ブルーインパルス仕様 ②C-46 輸送機 ③H21B 救難ヘリコプター
④ナイキJ弾 発射機 ⑤F-104J 戦闘機
C-46輸送機はアメリカより供給され1955年から1976年まで活躍した機体です.
H21B 救難ヘリコプターはアメリカより供給され1960年から1967年まで活躍しました.

屋内展示
1F 航空自衛隊の「任務と活動・研究開発・航空機のメカニズム」について展示
研究開発:自衛隊でも研究・開発が行われており主に飛行試験を行っているそうです.

最新鋭戦闘機:F-2
F-2
1982年 次世代支援戦闘機の開発が決まる.
1987年 日米で協力して研究開発することに
1996年 試作機完成
 航空自衛隊の「飛行開発実験団」が基本飛行から火器管制装置確認試験を担当
2000年 10月に初飛行

米国製のF-16の改良版.
運動性能を上げる為,主翼面積を拡大
離陸性能を上げる為,尾翼面積を拡大
着陸性能を上げる為,ドラッグシュートを格納など
様々な改良がされています.

搭載可能兵器
・空対空ミサイル:
 赤外線誘導方式 AIM-9,AAM-3
 レーダー誘導方式 AIM-7,AAM-4
・空対艦ミサイル:ASM-1,ASM-2
・空対地誘導爆弾:500lbs
・誘導爆弾:GCS-1,JDAM,LJDAM

世界初の複眼レーダー搭載し空中と地上の目標を同時に捕捉できるそうです.

コクピット内にはアナログ計測器がなく,デジタル化されており
パイロットが必要な情報のみ表示され,パイロットの負担を軽減しているそうです.
(マルチ・ファンクション・ディスプレイ・システム MFDS)

F-16より大型化したことで重量が増える為,炭素繊維複合材で軽く
一体の部品で造られているそうです.

最新技術がしっかり使われていますね!

自衛隊の任務と活動
・航空輸送:航空支援集団が担当
 航空基地へ人や物を届けたり,災害時の物資の輸送,
 緊急時の外国からの邦人輸送,天皇陛下や外国からの国賓などの
 要人の輸送も行っています.

・航空救難:航空救難団が担当
 山岳や海上での遭難者の捜索や離島からの急患の輸送も行っています.

航空機エンジン
・ターボジェットエンジン:重さの割に出力が大きいが燃料消費が多く,騒音が大きい
ターボジェットエンジン
①吸気:空気を吸い込む
②圧縮:圧縮機で大気圧の20~30倍に圧縮
③燃焼:燃料を噴射し空気を燃焼させ高温・高圧ガスに
④排気:ガスが排気口から噴出することで推力を得る
戦闘機の場合,更に大きな推力を得る為,アフターバーナーが付く
アフターバーナー:排気したガスに更に燃料を噴射し燃焼させ,さらに高い推力を得る.

燃料消費量が多い為,主に加速時に使用されるそうです.

・ターボファンエンジン:ターボジェットの前方にファン(羽根)をつけ
 ファンがプロペラの役割をするため大推力・低燃料消費・静寂なエンジン
ターボファンエンジン
①吸気:ファンで空気を吸い込む
②圧縮:圧縮機で吸い込んだ空気の一部を圧縮,
  残りの空気はエンジン本体の周りを通って後方へ
③燃焼:圧縮した空気に燃料を噴射し燃焼,高温・高圧ガスへ
④排気:エンジンから排出される排ガスとエンジンの周りを通過した空気が推力に

ターボファンエンジンはコア(圧縮機,燃焼室,タービン)と
その外を通過する空気の比をバイパス比と呼び,
・高バイパス比:直径の大きいファンで推力を生み出し,900km/hの速度で効率よく働く
 →旅客機用エンジン
・低バイパス比:直径の小さなファンを回転させるため,ファンを高速で回転させることが可能
 マッハ0.9~1.8で効率よく働く
 →戦闘機用エンジン

・将来のエンジン
 戦闘機には高速性と機動性が重要
 音速を超えた超音速,ステルス性能追及による熱対策や
 低燃料消費,短距離離着陸が可能なエンジンが開発されているそうです.

自衛隊装備
機上装備:レーダーや計測機器,通信機器などが装備されています.
搭乗員装備:難燃製の飛行服や救急用品などを入れるサバイバルジャケット
パイロットは急激な遠心力から守るための耐G服や落下傘を身に着けています.
飛行服,耐G服JG-5とサバイバルジャケット
背負型落下傘JBA-18,強制開傘式背負型落下傘
救命装備品:脱出時に射出される射出座席や着水時の救命胴衣,
救命浮船も装備されています.
F-2/F-15射出座席,T-4射出座席(中央)
救命胴衣LPU-T1改(右),乗客用救命胴衣MC-5型(左)
救命浮船(上)

救命浮船JC-2B改,救命キット

兵器
①空対空レーダー・ホーミング・ミサイルAIM-7E型スパロー
 空対空赤外線・ホーミング・ミサイルAIM-9E型サイドワインダー
②80式空対艦誘導弾ASM-1 ③M-61機関銃 ④対空機関砲VADS(Vulcan Air Defense System)
⑤地対空ミサイル ペトリオット・システム
ペトリオット・システムはレーダー装置や発射管制装置,ペトリオットミサイル,
その発射機などで構成され広い高度に対して多目標を同時に攻撃できる地上のシステム

パイロットの支援や敵を感知する為,地上での航空管制や
地上から基地や国を守るために様々な装備が基地には備わっています.


格納庫
自衛隊が所有する航空機が展示されています.
中には実際に操縦席に乗れるものもありました.

零戦52型
零戦52型
悲しい歴史を背負っている機体とも言えますが,
丸みを帯びた愛嬌さとずっしりとした力強さを感じる機体です.
個人的には好きな機体です.

①T-33A ジェット練習機 ②T-1A ジェット練習機 国産初のジェット機(エンジンはイギリス製)
 ③T-6 練習機 1938年ノースアメリカン社製がモデルの練習機
④T-34A 練習機 初級練習機.兵装も可能
⑤⑥DH-115 バンパイアと搭載エンジン
  英国デ・ハビランド社製のバンパイア戦闘機を並列複座の練習機に改造
T-2 超音速高等練習機
T-2 超音速高等練習機
1967年から日本の航空機工業の総力を挙げて開発された超音速高等練習機
日本初の超音速機
曲芸飛行チーム「ブルーインパルス」としても活躍

純国産機ということで愛着がわきますね!
シャープな形状がかっこよくて好な機体です.

F-1支援戦闘機
F-1 支援戦闘機
国産超音速高等練習機T-2を支援戦闘機用に改造
F-1 コクピット
計測器がたくさんあります.どれが何かは素人には分かりません・・・.

S-62J 救難ヘリコプター V-107 救難ヘリコプター H-19 救難ヘリコプター
S-62J 救難ヘリコプターは1963年から救難機として活躍.三菱重工のライセンス生産

H-19 救難ヘリコプターは三菱重工製で1957年から活躍し
1970年からS-62やV-107と交代

①F-104J 戦闘機と搭載エンジン 1953年からロッキード社で開発され1954年に初飛行
②F-104J搭載J-79エンジン高推力の軸流式ターボジェットエンジン
③F-86D 戦闘機 1957年から米軍より供給
④F-86F 戦闘機 三菱重工で改造され,ブルーインパルスとしても活躍
⑤F-86F搭載J-47 エンジン 軸流式ターボジェットエンジン
①B-65 連絡機 ②T-28B 練習機 ③MU-2 救難捜索機 ④SVA-9
B-65 連絡機はクィーン・エアーという民間ビジネス機をU-8として米軍で軍事利用
1979年に航空自衛隊へ移管

T-28B 練習機はノースアメリカ社が開発した前輪式レシプロ練習機

MU-2 救難捜索機は三菱重工が独自開発したMU-2を改造し
救難捜索に必要なドップラーレーザー等を装備

SVA-9は1920年にイタリアから訪日飛行が行われた機体。
同年にイタリア政府から日本陸軍に寄贈

走行距離:131.51km
巡航速度:23.9km/h

航空機が好きだったので,様々な航空機が見れて満足です!
これまで戦闘機をじっくり見る機会がなかったですが,
今回見学してみて戦闘機に少しハマったかもしれません.
速度と機動性を追及したシンプルな見た目とシャープな機能美.
それでいて最新の技術が余すことなく使われているなど魅力的です!
また機会があればいろいろな所へ見に行きたいですね!

地元の愛知県・岐阜県は航空宇宙産業が盛んですが,
今回見た中ではまだまだ純国産機は少なそう.
この地域の活性化のためにも航空機産業はもっと発展してほしいものです.
純国産の戦闘機や旅客機が飛び交う未来を楽しみにしたいですね!

今回は個人的に満足のいく写真が撮れず残念・・・.
もう少し勉強しようかな.

2016年5月18日水曜日

16.05.14-15 Eiyu Japan 2016

サイクルイベント Eiyu Japan 2016に参加してきました.
Eiyu Japan 2016 会場
どのようなイベントかというと
イタリアで開催されている「エロイカ」というサイクルイベントの姉妹大会で
自分のヴィンテージバイクを自慢して走るサイクルイベントです.

ヴィンテージバイク風ということで「ニューヴィンテージクラス」で参加しました.

1日目は車で現地へ行き,ヴィンテージバイクコンクール「Bici L'eiyu」と
パーツフェアを見てきました.
Bici L'eiyuのヴィンテージバイク

Bici L'eiyuのヴィンテージバイク

お昼ごろにはホテルのチェックインと昼食をとるために引き上げました.
お昼はやっぱり名物の「ほうとう」
ほうとう
野菜がたっぷりでおいしかったです.

少し時間が空いたので河口湖周辺をぶらり.

河口湖北原ミュージアム
北原照久氏のおもちゃなどのコレクションを展示した博物館
河口湖北原ミュージアム
Pedal car
Renault 2 seater phaeton, Crastsman made car 

ブリキのおもちゃの部屋

曇りがちでしたが,何とか富士山が見えました.


コウモリ穴にも寄ってきました.
樹海と洞窟を堪能.
洞窟はしゃがまないと進めないなど冒険心をくすぐります.
コウモリ穴

樹海

夜はイベントの前夜祭に参加.
参加者の皆さんと自転車の話で盛り上がってきました.
車での移動のためお酒は飲めず残念・・・.

2日目は曇りがちでしたが,時間がたてば富士山は見れそう.
車検を済ませてスタート地点へ.
周りの参加者と自転車話で盛り上がりながらスタート.

まずは精進湖のCP-1を目指します.
精進湖
参加者の方が言うにはコースで一番富士山がきれいに見えるポイントらしいですが
あいにく雲がかかっていて富士山は見れませんでした.

次は本栖湖のCP-2へ.
ここでも富士山は見えず.
本栖湖

本栖湖を抜けると初めてのダートコースへ.
ダートコース入り口
入り口は砂利道でしたが奥へ進むとぬかるんで進み難かったです.
しかも登り・・・.

しばらくのどかな農道を走ると最初のエイドステーションに到着.
雲が薄くなってようやく富士山が見れました.
富士ヶ嶺 AS
地元の方がおにぎりとおでんを用意してくれていました.
おにぎりとおでん
 とてもおいしかったです.

エイドステーションの後は少し下った後は長い上り坂.
やっとの思いで4つ目のCPへ.
鳴沢ダート入り口
ここからはまたダ-トコース.
登りで疲れた体に段差や砂利にタイヤを取られる恐怖で
一気に体力を削られました.
ダートコース
ダートコースを抜けると2つ目のエイドステーション.
地元の方がお芋とすいとんを用意していました.
船津胎内樹型 AS
お芋とすいとん

疲れた体にしみります!

リフレッシュして次は河口湖近くの河口浅間神社へ.
河口浅間神社 鳥居
河口浅間神社 境内
ここは世界遺産富士山の構成遺産の一つです.

無事帰宅できるようにお参り.

最後は河口湖と西湖の湖畔を通ってスタート地点の
西湖いこいの里根場へゴール
西湖
距離の割には疲れました.
初めてのダートコースが効いたかな.

ヒルクライムにダウンヒル,ダートコースに塗装路
自転車を余すことなく楽しめたコースでした.

走行距離:94.15km
巡航速度:21.5km/h

今回のイベントで一層自分の自転車に愛着が持てた気がします.
これからもよろしく!相棒!
また来年も参加したいですね!
参加賞
(サコッシュ,お酒,カレンダー,缶バッヂ)
帰りは富士宮市内で渋滞にハマった上,長い車の運転.
無理をしないように休憩をしながら無事帰宅できました.
ホントにクタクタです.

2016年5月10日火曜日

16.05.02 白川郷

ゴールデンウィークは続けて遠出.
今回は白川郷へ.

岐阜県出身ながら一度も行ったことがなく,ようやく念願がかないました.
自宅の多治見市からは思ったより近かったです.
昨日の宇治市とほぼ同じ距離感.
昨日は3県跨いだのに今回は岐阜県内だけですが・・・.
そう思うとやっぱり岐阜県は広いですね!

白川郷
飛騨地方の為,5月でも寒いかと思っていましたが,
到着してみると結構暑い!
でもとてものどかで気持ちがいいです.
集落の景観
展望台から村が一望できました.
展望台(萩町城跡)からの眺め
 ホントに合掌造りが自然と一体化していてきれいな風景です.

これからも大切にしていきたいですね!

重要文化財の和田家へ.
和田家
内部は思ったより広く,柱も豪雪に備えてか太く丈夫そうです.
冬はやはり寒そうです・・・.

村内を散策すると特産物のどぶろくを使った「どぶろくソフト」が.
気になって食べてみました.
どぶろくソフト
残念ながら味は普通のソフトクリーム.特にどぶろくは感じられませんでした.
どぶろくがどのような味かは知りませんが・・・.

それでも地元を盛り上げようと必死さが伝わってきます.

村の高齢化も進んでおり,維持が大変という話も聞いたことがあります.
この風景を残していくためにも訪れたからには力になりたいですね.
集落の景観
昔の雰囲気を感じられてとてもいい一日になりました.

2016年5月9日月曜日

16.05.01 宇治

ゴールデンウィークということで少し遠出.
今回は京都府宇治市へ.

まずは世界遺産の平等院へ

平等院
平等院は永承7年(1052年)に藤原頼道が父道長の別荘を
寺院に改めて創建されました.
阿弥陀如来を安置する建物「鳳凰堂」は浄土の宮殿をイメージした建物だそうです.
鳳凰堂内部も見学できました.
阿弥陀如来の周りには雲に乗った雲中供養菩薩が52体飾られており
扉には極楽浄土へ迎えに来る様子が描かれた「大和絵風來迎図」が描かれています.
平等院 鳳凰堂
現在の外観は平成26年に補修が完了し,創建当時に最も近い姿になったそうです.

鳳翔館
国宝指定されている雲中供養菩薩の一部や
創建当時の姿を再現した間などが展示されています.
創建当時,鳳凰堂内部の柱などは色鮮やかに鳳凰が描かれていた様です.
現在でも鳳凰堂内部にはその跡が薄く残っています.

昼食は定番の茶そばです.
福寿園 茶そば
食べ歩きはもちろんお茶スイーツ.
ほうじ茶ソフト 抹茶ソフト
世界遺産にお茶としっかり楽しむことができました.

今度は京都市内も含めて自転車で回ってみたいです.