1日目
セントレア |
最初の目的地は苫小牧。新千歳空港から30分程度です。
苫小牧市科学センター
苫小牧市科学センター |
①操縦席 ②クバント ③無重力ベッド ④トイレ・洗面台、ランニングマシン |
ミール(コアモジュール)
1986年旧ソ連が打ち上げた世界初の長期滞在型宇宙ステーション
このモジュールのみで生活できるように、居住スペース・操縦室を備えています。
居住スペースには無重力ベッド、トイレ・洗面台、ランニングマシンがあります。
クバント(KBAHT)
1987年にコアモジュールにドッキングされた実験棟
主に天体観測用のモジュールです。
苫小牧からホテルへ向かう道中、少し寄道。
ウトナイ湖
ウトナイ湖 |
渡り鳥の中継地として有名です。
ホテルに到着後、歩いて夕食へ。
ホテルの近くで、名物のジンギスカンを頂きました。
付け合わせがもやしだけというのはさみしいですが、おいしかったです。
ホテルに戻って、1日目終了。
2日目
いつも通り自転車で走るため、スタート地点の札幌市の公園へ向かいます。
モエレ沼公園
モエレ沼公園 |
調整などで若干スタートにもたつき、出遅れました。
サッポロビール工場
サッポロビール工場 |
札幌時計台
札幌時計台(札幌農学校演武場) |
豊平館
豊平館 |
明治天皇の北海道行幸の行在所として翌年に開館。
美しいウルトラマリンブルーの枠まわりが特徴。
1階 ①ロビー ②ユリの間 ③フヨウの間 ④葡萄の間 ⑤下の広間 |
2階 ①広間 ②鳳凰の天井飾り ③薄と女郎花 ④⑤シャクヤクと寝室 ⑥椿の間 ⑦⑧梅と寝室(天皇御座所) |
豊平館日本庭園 右下)八窓庵 |
クラーク像を見に次の目的地へ
羊ヶ丘展望台
羊ヶ丘展望台 クラーク像 |
ほぼこれだけの為に、入場料がかかるとは。
個人的には入場料を出してまで行くところではない様な気がします。
ウェディングパレスの塔屋 |
ちなみにこの塔屋には「月寒の鐘」が納められており、
大正11年(1922)~昭和42年(1948)まで美しい音色を響かせていました。
再び、中心街へ
札幌市資料館(旧札幌控訴院)
札幌市史料館(旧札幌控訴院) |
現存する控訴院はここ札幌と名古屋のみです。
刑事法廷 |
知事公館
知事公館 |
赤レンガ庁舎(北海道旧本庁舎)
北海道旧本庁舎 |
道庁の技師、平井清二郎ら設計
アメリカ風ネオ・バロック様式のれんが造り。
塔頂部までの高さ33m、間口61m奥行36m当時国内有数の大建築物。
知事室 1階正面ホールの三連アーチ |
北海道大学植物園
北海道大学の歴史的資産の一つです。
北海道大学植物園 門衛所 |
明治10年(1877)に農学校内に造られました。
一方、開拓使がこの場所を牧羊場とし、明治15年に博物館を建設。
この博物館と共に、札幌農学校に移管され、初代園長の宮部金吾が計画・設計し、
明治19年(1886)に植物園として開園。
日本で2番目に古く、近代的植物園としては日本初となります。
門衛所:新山平四郎 設計、明治44年(1911)竣工
切妻造の主体部と半八角形の張り出しが特徴。
① 宮部金吾記念館(札幌農学校植物学教室) ②北方民族植物標本 ③バラ園 ④カナディアンロックガーデン ⑤高山植物園 |
宮部金吾記念館があり、彼の生涯や研究に関する展示がされています。
記念館は明治35年に建設され彼が講義、研究を行った札幌農学校植物学教室を
昭和17年に移設したものです。
アイヌなどの北方民族が衣食住に利用した植物を展示している北方民族植物標本
今が見頃のバラ園、カナディアンロックガーデン、高山植物園があります。
カナディアンロックガーデンは氷河で退行した地形をイメージしているそうです。
温室にはヤシやシダ植物が展示されています。
温室 ヤシの木 シダ植物 |
園内の中央には北海道最古の博物館とその関連文化財群があります。
ちなみに建物だけでなく、ガラスケースも重要文化財です。
北海道大学植物園博物館
博物館本館 |
①ヒグマ ②エゾオオカミ ③クラカケアザラシ ④樺太犬タロ ⑤エゾシカ |
世界唯一のエゾオオカミの作製が展示されています。
ちなみにエゾオオカミの絶滅の原因はまだ解明されていないそうですが
北海道の急速な発展で餌の鹿が減少したことや
都市でのオオカミの被害から駆除されたことが一因だそうです。
自分たちの暮らしを良くしようと発展すると別の動物のことは
考えられなくなってしまう。共存は難しいですね。
自分の身の回りを豊かにするための行動が、次第に広がっていって
最終的には公害になって自分たちを苦しめる。
繰り返してはいけませんね。
博物館の重要文化財群
バチェラー記念館 博物館倉庫と博物館事務所付属便所(明治36年(1903)竣工 中條精一郎設計)
博物館事務所(明治34年(1901)竣工 中條精一郎設計)
|
バチェラー記念館はアイヌ民族の教育・文化向上に貢献した
イギリス人宣教師J・バチェラー博士の邸宅を昭和37年移築したもの。
思ったより園内が広く時間がかかりました。そろそろ制限時間がきびしい・・・。
清華亭
清華亭 |
翌年の明治天皇の札幌行幸の際に休息された建物。
木造平家建 庭園含め和洋折衷の工夫が特徴。
先の豊平館と平行に建設がすすめられており、天井中心飾りなど似た意匠が見られます。
洋室 和室 庭園より |
北海道大学
歴史的資産を見に北海道大学へ
①農学部本館(1935年 RC造4階建)
②古河講堂(1909年 木造2階建)林学教室として建設。玄関の欄干は「林」の字がモチーフ
③旧昆虫学及養蚕学教室(1901年 木造平屋建)札幌キャンパス内最古の建物
④クラーク胸像
|
総合博物館
総合博物館 |
アインシュタインドーム |
アインシュタイン本人とは特に関係がないそうです。
四面の白壁には果物、ヒマワリ、コウモリ、フクロウのレリーフがはめられており
それぞれ、朝、昼、夕、夜を表しており、この建物で行われる研究は
一日中昼も夜もないことを表しているそうです。
設立当時の研究に対する心意気を感じます。
これがノーベル賞受賞者まで生んだ大学の精神なのかもしれませんね。
2010年に東大の根岸教授とクロスカップリングの研究でノーベル化学賞を
共同受賞した鈴木章一教授のデスクや資料が展示されています。
鈴木章一教授の研究机とノーベル化学賞 |
貴重な生物などの展示もあります。
①ナマケグマ(絶滅危惧II類) ②伝統工芸品 木彫りの熊 ③マンモス原寸大模型「チレフチャフマンモス」 ④ヒグマ |
食事を待ちながら、残り距離を考えると公園の駐車場締め切りに間に合わなそう。
小樽まで走る予定を札幌市内でやめることに。
スープカレー |
素材の味がしっかりしていておいしかったです。
再び北海道大学へ
第二農場
第二農場 |
明治9年(1876)に農学園として開設。
当時は北海道大学のポプラ並木付近が第一農場
こちらは一戸酪農家をイメージした模範農場として区分されていました。
①事務所(1910年 木造平屋建)第二農場」唯一のペンキ塗り建築
②搾乳所(1911年 煉瓦造平屋建) 釜場(1910年 石造平家建)
③秤量場(1910年 木造平屋建) ④種牛舎(1879年 木造二階建)
|
収穫室及脱稃室(1911年 木造2階建)
穀物庫(コーンバーン)(1877年 木造2階建)
|
産室追込所及耕馬舎(モデルバーン) |
牛の像を見つけるといいことがあるそうなので、必死で探しました。
見つけるのに結構時間が掛りました。
牧牛舎(1909年 木造平屋建)と石造サイロ(1910年) |
結構長居してしまい、小樽まで走破は絶望的に、いったん公園の駐車場に戻ります。
走行距離:56.35km
巡航速度:20.6km/h
スタートから約8時間。サイコンによると自転車には3時間も乗っていないみたい。
何しに来たのだか・・・。なぜかすごく悔しい気持ちです・・・。
車で小樽へ
小樽運河 |
小樽運河思ったよりがっかり。
運河プラザ |
①旧安田銀行小樽支店 ②日本銀行旧小樽支店
③小樽バイン ④旧三菱銀行小樽支店
⑤旧第一銀行小樽支店 ⑥旧名取高三郎商店 旧百十三銀行小樽支店
|
自転車で走った達成感がないからかもしれませんが・・・。
やはり、自転車で走りに来たかった・・・。
まず最初に遠くから攻めた方がいいですね。
遠くより近場の方が残り時間の調整がしやすいので。反省です・・・。
最後に夕食を石狩鍋にしようと石狩市のお店へ。
残念ながら鮭の不漁で石狩鍋は食べられず・・・。
お寿司屋だったので、お寿司を頂きました。
最後に、鮭のアラ汁を出して頂きました。めちゃくちゃおいしい!
石狩鍋は食べれませんでしたが、満足できました。
3日目
昼前には北海道を出発するので、新千歳空港に早めに行きお土産を見て過ごしました。
ゆっくり時間を取れたこともあってか、
久しぶりにいろいろとお土産を買ってしまいました。
おいしそうなものが多いです!
飛行機に搭乗すると隣の飛行機がスターウォーズのラッピングがされていました。
いまいち何の柄か分かりません・・・。後で調べたらC-3PO塗装らしいです。
C-3PO塗装 ANA機 |
セントレアにも昼頃に到着。毎回おなじみの渋滞に巻き込まれて帰宅しました。
今回は人生初の北海道。北海道は広く行きたいところも多いです。
また計画していきたいですね!