2019年10月24日木曜日

19.10.20-22 佐渡

今回は、人生初の新潟県へ。佐渡島へ行ってきました。

20日朝一番のフェリーで佐渡入りする為、19日の夜に出発し、途中で車中泊をして、フェリーが出る上越市の直江津港へ。
フェリーは比較的きれいで売店もありました。

佐渡上陸してから、早速昼ご飯へ。到着した小木港近くの蕎麦屋さんへ。

汁につけて食べるそばではなく、ぶっかけの様な食べ方のそばでした。
コシはない様に感じましたが、だしも薄味でおいしく食べられました。

次に海から見れる洞窟、琴浦洞穴(青の洞窟と呼ばれています)があるということで、シーカヤックを予約して見に行ってきました。シーカヤックは海水がかかるので、防水のカメラ以外は持ち込めないので注意。

シーカヤックは初挑戦でしたが、意外と面白かったです。
ただ、目的の洞窟は陸からも見れました。
琴浦洞穴
楽しかったものの意外と値段も高く、時間もとられたので複雑な気分・・・。
海も綺麗だし、普段はできない体験ができたから良しと。

日が暮れるまで時間があったので、周辺の集落と灯台へ自転車で。
沢崎鼻灯台 佐渡島最西端の灯台

宿根木集落
江戸寛文期(1661年~1678年)に廻船業の集落として発展。
清九郎 白山神社

郵便局(1927年建築) 伊三郎(軒下飾りが特徴的) 世捨小路
10kmほど軽く走りました。

宿でチェックインしてから夕食へ。さすが離島、空いてる店が少ないです。
宿の近くで唯一空いていたレストランへ。

ドリアを頼みましたが、これがめちゃくちゃおいしい。
こんな離島で普通の洋食に感動するとは・・・。

宿に戻って、ラグビー観て一日目終了。
ラグビー日本代表は南アフリカに負けてしまいましたね・・・。

2日目は自転車で佐渡の金山へ。
まずは金山の麓、相川地区で関連施設などを見学。
佐渡奉行所
選鉱場跡
相川地区は、佐渡金山の麓にあり、採掘場の大立・高任地区から送られてきた鉱石を選別し、近くの大間港へ積み出しをしていました。ここは、その選鉱場の跡です。
北沢浮遊選鉱場跡

当時、東洋一を誇った選鉱場の跡。コンクリートの側が残っているだけなのでどんな建物かは想像できませんが、巨大な建築物だったことは分かります。
浮遊選鉱場跡
50mシックナー(泥鉱濃縮装置) 北沢青化選鉱場 火力発電所

御料局佐渡支庁

時鍾

旧相川拘置支所
全国的にも貴重な木造の拘置所。
当時近くに警察署、裁判所があり、この地区が佐渡の政治の中心だったそうです。

所長室 面会室 湯沸かし室 居房棟
風呂 医務室 雑居房 独居房
9番の独居房はトイレに目隠し板がついており、少年・女性が優先的に入れられたそうです。

メインの佐渡金山へ

佐渡金山

1601年に開山
1603年に佐渡奉行所が設置され、小判を製造
1868年英国人ガワ―が日本初の火薬発破法を伝える
1869年に官営佐渡鉱山となる
1875年日本初の洋式竪坑大立竪坑開削
1889年に宮内省御料局管轄の皇室財産になる
1896年に三菱合資(現 三菱マテリアル)に払い下げ
1989年資源枯渇で操業停止

日本最大の金銀山です。

いくつもある坑道の内、明治から平成まで使われた主要の坑道「道遊坑」を見学。
道遊坑
右上)地元の酒蔵としても使われています。
左下)2トン蓄電池式機関車 道游脈採掘跡 狸穴(江戸時代の採掘跡)

トロッコなど当時の最新技術で採掘がされていた様子を知ることができました。
ちなみに鉱石1トンから金2.4g~8g、銀50g~120gしか取れないそうです。
そりゃ高い訳だ。

高任立坑 地下鉱脈を採掘する地中エレベータ
機械工場
工具などを整備する工作機械 レッグドリル(水平穿孔機)水平坑道で使用する削岩機



道遊の割戸
1601年に発見された金山の一つ。金鉱脈を掘る内に山が割れこのような地形になったそうです。

破砕場 貯鉱舎

高任坑

搗鉱場 大立竪坑(日本初洋式竪坑)

佐渡金山を抜けると、大佐渡スカイラインまでヒルクライム。
斜度が急な激坂が続きます。

太平高原、少し下ったところだったので、やっと頂上かと思ったら、まだまだ中腹でした。これで結構絶望しました・・・。

そのあとも斜度が急で、昼時でお腹も空き力が出ず、休憩しながら登りました。

少し下った白雲台で昼休憩。
疲れていて、お腹も空いていたからか、普通の海老天うどんに感動。

ここからの下りが最悪・・・。
恐らく冬季の滑り止めと思われる凸凹パターンが続き、振動が酷くまともに下れません・・・。ブレーキも手放せないので数mごとに止まっては休憩を繰り返す始末。
これで完全にやる気を失い、下った先から宿を目指すことに。
宿が意外と近く、意外と走れたかもと感じましたが、車に乗り換え、島の最北端へ。

島一周は自転車乗りにも定番みたいですが、北端付近は斜度もきつく一番の難所かも。

二ツ亀と大野亀という溶岩でできた巨岩を見てきました。
二ツ亀 大野亀(貫入岩 マグマが冷えた岩)

ここから、佐渡の中心街へ戻り、夕食に地元でも人気のお寿司屋さんへ。

美味しいお寿司を頂き、満足です!

3日目、昼の船に乗るので、それまでに昨日自転車で行くのをあきらめた棚田を見に、
3つ予定していた内の2つはどれか分からず、最も有名な一つだけ見れました。
岩首棚田 世界農業遺産
絶景です。のどかです。
ただ、自転車じゃなくてよかった。絶望的な斜面で歩くのもきつい・・・。

ついでに、ダムカードも集めてみました。佐渡の3ダム制覇です!
新保川ダム 久知川ダム 大野川ダム

これまで、ほぼダムを自転車で制覇してきたので、車だと楽ですね!

小木港に行き、フェリーを待つ間に1日目に行けなかった矢島・経島へ。
カヤックでは見ましたが、カヤックではカメラ持ち込めなかったので、写真を撮りに行きました。
矢島・経島

港に戻り、昼食に名物のブリカツ丼を頂きました。これもおいしい。
ブリカツ丼

お土産を買ったりして時間を過ごし、フェリーで本土へ戻りました。

自転車には残念な旅になりましたが、それ以外は満足。
久しぶりに食事がすべて正解でした。
今回は車にかなり助けられました。

走行距離:73.49km
巡航速度:17.1km/h

2019年10月15日火曜日

19.10.13 信楽

三連休、初日は大型台風で外出できず。
一夜明け、全国的には大きな被害がありましたが、東海地方では幸い一部を除いて大きな被害はありませんでした。
ということで、少し外出。滋賀県甲賀市の信楽へ行ってみました。
狸の置物の信楽焼で有名な陶器の町です。

昼に信楽に着いたので、早速昼食。
大きな狸が目印のお店で

狸うどんを頂きました。

信楽焼の美術館 陶芸の森へ
パンダの置物がありました。

お土産店 たぬき村へ
たぬきがたくさん。

まだ時間があったので、近くのブルーメの丘へ

カンガルー 羊
ヤギ アルパカ
夕食は近江牛のすき焼きを頂きました。初めて、外ですき焼きを食べました。
直売所の為、お値打ちで頂けました。

思い付きで出かけた割には満足できました。

2019年9月10日火曜日

19.09.08 富士五湖

会社の自転車部メンバーと富士五湖へ。
もともと、富士五湖で行われるイベントに参加予定でしたが、
台風が近づいており、イベントは中止に。
宿のキャンセルもできず、2日目の昼までは天候が持ちそうなので現地へ行くことに。

昼頃に富士宮に到着し、昼食。
結構なボリューム!

本栖湖から精進湖、西湖、河口湖と通過し、山中湖周辺の宿まで走行。


夜は山中湖周辺の居酒屋でほうとうを頂きました。
塩ほうとう

桜鱒寿司

これまで味噌のほうとうしか食べたことがなかったですが、
塩ほうとうは味噌よりあっさりしておいしかったです。

2日目は台風が近づいているので、山中湖周辺を。
山中湖と

忍野八海は、大勢の人で賑わっていました。
忍野八海

水がすごくきれいですが、思ったより感動せず・・・。

雨が降ってきたので、すべての池は巡らず、車へ戻りました。

天候はあまり良くなかったですが、結構堪能できました。
富士山周辺は見どころが多いので、また個別に行ってみようかな。

山中湖と富士山

2019年8月19日月曜日

19.08.17 御殿場

今回は御殿場へ。
ずっと気になっていた和菓子の老舗 とらや の とらや工房へ。

とらや工房

葛饅頭とどらやき

とらや工房は第56・57代内閣総理大臣を務めた岸信介さんの邸宅にあります。

岸邸

1969年に吉田五十八氏の設計で建てられた近代数寄屋建築です。

まず、来客者が通されるのが玄関ホールです。
玄関ホール
アルミ製の簾や天井に塩化ビニルを使うなど当時の最先端の建材・技術を使ています。
また、応接間としても機能するように広く作られており、机・ソファーなどが置かれています。

玄関ホールとその先の和室の間は土間のように一段下がっており、同じ家の中で離れの様な演出がされています。現在はバリアフリー化で床を同じ高さに上げています。

玄関ホールと和室の間には書斎があります。机と棚は備え付けとなっています。
書斎

岸さんは茶道が好きだったようで、水室と茶室を兼ねた和室があります。
水室

和室
和室は6畳と8畳あり、両室の欄干を吹き抜けにすることで開放感を演出しています。
また欄干を吹き抜けにするために吊束を廃止した為、代わりに金属で補強しています。
和室より

玄関ホールの隣には居間があり、居間は板間となっており、絨毯が引かれています。
居間


岸さんは絨毯が好きだったようで、大きなペルシャ絨毯がひかれています。
ちなみにこの絨毯で普通の家が一軒買えるとか・・・。
照明には鋳造製の飾りがついており、重厚な雰囲気を演出しています。

居間の隣は食堂になっており、障子、ガラス戸は押し込み戸となっており、開放すると庭全体を写す額縁になるような演出がされています。

食堂の隣は厨房になっていますが、ここから先は岸家のプライベート空間になります。

厨房は使用人のみが使用する為、ほかの部屋と違って、ヒーターがむき出しなど雑な作りになっています。ただし、当時最新のシステムキッチンを完備していたり、居間とは鋼鉄の防火扉が設置されているなど最新技術がふんだんに使われています。
さらに、各部屋には呼び鈴のスイッチが設置されており、使用人を呼び出せるようになっています。ここで、各部屋の空調管理なども行っています。
階段室

その先は貴重品が保管されていた倉庫で、ここは日本銀行並みの防火扉を設置するなど高いセキュリティーとなっています。

庭園も歩いてみれました。
庭から

とらやのお菓子もおいしく、満足できました。

近くのアウトレットも次いで見てきました。

まだ時間があったので近くの秩父宮記念公園へ。
昭和天皇の弟にあたる秩父宮殿下が昭和16年から10年間過ごした別邸です。
森のエントランス

三峰窯
殿下は 陶芸が好きだったようで、こちらの窯でいくつも作品を作られています。

母屋

リビング
 戦時中も使用していた為、防空壕があります。


メモリアルガーデン
宮家の別邸ではありますが、岸邸に比べるととても質素です。
天気が良ければ富士山も見れるそうですが、曇っていて見れませんでした。残念・・・。

御殿場は少し標高が高い為か若干涼しかったです。特に今回行った岸邸、秩父宮邸は木漏れ日が気持ちよく涼しく感じました。避暑にはなったかな。

帰りに富士宮で焼きそばを食べて帰宅しました。

19.08.13 御在所

今回は久しぶりに登山。御在所岳へ。
スタートは御在所ロープウェイの湯の山温泉駅。


初心者向きですが、御在所の登山道でもっとも距離のある裏登山道で登ります。

途中、きれいな川も

途中は初心者向けとは言えない、岩場や分かりにくい箇所が多かったです。
初心者の人は注意が必要です。

天気が悪く、霧がでていますが何とか頂上が見れました。

曇りの頂上に到着。2時間30分くらいです。
霧で景色は何も見えません・・・。

頂上でソフトクリームを食べてちょっと休憩。

クッキーはロープウェイの日本一高い白鉄塔だそうです。
帰りは天気も悪いので、ロープウェイで下ります。

こちらが日本一高い鉄塔。

歩いているときは暑かったですが、頂上は涼しく気持ち良かったです。
やはり夏は登山で避暑地に行くのがいいですね!

帰りに温泉に寄って帰りました。

御在所岳はたくさん登山口があり、それぞれに見どころがあるので、また機会を見つけて登りたいものです。