今回の起点は道の駅 瀬戸しなの.
まずは今回のメインイベントの為にJR定光寺駅へ
途中定光寺へ寄道
定光寺
臨済宗妙心派に属し,建武三年(1336年)創立
本堂と藩祖廟所は重要文化財に指定されています.
定光寺 |
境内(無為殿(本堂)、鐘楼) |
紅葉は若干残ってる感じ.
藩祖廟所 |
定光寺公園 |
今回のメインイベントは愛岐トンネル郡の公開
愛岐トンネル郡
ここは国鉄が1900年,名古屋-多治見を結ぶ中央線設置時に建設したトンネルで
1966年に廃線となり,現在の中央線開設で使用されなくなったものです.
秋と春に公開されている様です.
3号トンネル(76m)
側壁はイギリス積,天井アーチは長手積工法で建設
3号トンネル(春日井口・多治見口) |
トンネル強度を高める為,アーチの迫石は5重巻
4号トンネル(春日井口・多治見口) |
水車 |
山側の流水を川へ流す通水路
建設時からほとんど陽に当たっていない為,
ほぼ当時のままの赤い煉瓦が残っています.
暗渠内部 |
5号トンネル |
アーチと側壁のレンガの厚さを7重巻,路盤にインバートを施工するなど
強度を上げるための珍しい特殊構造が特徴
6号トンネル |
SLの動輪や
C57型蒸気機関車の動輪 |
竹を使ったアートなども展示されていました.
玉野堰堤と玉野用水
玉野堰堤は大正10年に灌漑と水力発電用の導水路への取り込み口として設置
玉野用水を通って水力発電所へ水が送られています.
玉野堰堤・玉野陽水 |
神領橋にて |
トンネル群を堪能して,瀬戸市街地へ
瀬戸蔵
瀬戸蔵 |
瀬戸でん |
石炭窯と煙突 |
左 上)機械ロクロ 下)自動ロクロ 右上から)ローラーマシーン スクリーン印刷機 版下 |
機械ロクロ
石膏型に素地土を打ち付け型を回転.コテを当てて成形します.
展示品は足踏みで動力を得ています.
自動ロクロ
機械ロクロが自動になったもの.1960年代に登場
ローラーマシン
コテの代わりに回転するローラーを上下させて成形しています.
スクリーン印刷機
スクリーンに顔料を載せて器面を回転させて模様を印刷します.
スクリーンに描かれた模様や絵の元が版下で
様々な版下が展示されていました.
陶芸作家の茶碗が展示されています.
せとでんを模した面白い茶碗がありました.
せとでん6600系/6750系/6000系 加藤陽一作 |
遺跡から発掘されたやきもので歴史を紹介しています.
明治以降は海外輸出向け製品がつくられるようになっています.
ディナーセット 加藤周兵衛作 染付草木花鳥図大飾壺・染付花鳥図大円卓 加藤杢左衛門(二代目) |
としてのジャンルを確立していきます.
ストーブ 鏡餅 陶貨 |
瀬戸ノベルティ
第一次世界大戦で陶器製の人形や玩具の生産国のドイツが生産できなくなり
瀬戸で生産が開始されて発展.
戦後は食器に次ぐ一大生産品に成長しているそうです.
白頭鷲(1965 光和陶器) 聖家族・教皇・聖母子・演奏会 巻物を持つ天使・燭台を持つ天使 |
電子回路用アルミナ基板・ウエハ ゴム手袋型 |
2階のライブラリーから瀬戸駅やモロ(やきもの工場)が見下ろせます.
瀬戸駅 旧駅舎(復元) |
この瀬戸駅は大正14年(1925年)に新築された鉄筋コンクリートの2代目駅舎です.
モロ(やきもの工場) |
ノベルティが展示されていました.
ストーン食器(宮崎製陶) イエローハンマー・ヨーロッパロビン・ブルフィンチ インセンスバーナーコーヒーセット |
昼は瀬戸焼そばを.暖かかったので屋台で食べました.
招き猫ミュージアム
世界中の招き猫のコレクションを展示しています.
招き猫は左手上げが「人招き」,右手上げが「金招き」
上げた手の長さが長い程運を招くそうです.
現在主流の招き猫は常滑市を中心とする「三河系招き猫」で
あの大きな耳と目,正面を向いたどっしりとした形が特徴.
一方,瀬戸の招き猫は細身で前垂れをつけた形が特徴です.
その他にも豪華絢爛な絵付けをされた九谷焼の招き猫や
玩具の招き猫など狭い館内に所狭しと展示されていました.
個人的には瀬戸の招き猫が気に入りました.
走行距離:39.44km
巡航速度:19.9km/h
今回は距離が短いですが
見学時間が長かった為,見学込で十分な時間になりました.
たまにはこんな自転車旅もいいかな.
瀬戸市は実家のある多治見市に近すぎる為,
これまでじっくり見ようと思わなかったので
今回,回ってみて身近にこんなにいい場所があることを実感しました.
広い視野を持たないとダメですね.
今年の紅葉はおそらくこれで終わり.次回はどうしようかな.
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