2018年1月24日水曜日

18.01.20 あいち航空ミュージアム・MRJ ミュージアム

今回は、オープン間もない愛知航空ミュージアムとMRJミュージアムへ。
MRJミュージアムは事前予約が必要です。

まずはMRJミュージアムへ。
MRJミュージアム

ここは三菱航空機の小牧工場内に作られた国産旅客機MRJの
開発や製造にかかわる展示と製造工場が見学できます。

MRJの紹介を簡単に。
MRJ:Mitsubishi Regional Jetの略
座席数は70と90の2タイプ。
座席数90のタイプで、航続距離3700km
北海道から沖縄まで日本全域をカバーできる航続距離となっています。

離陸滑走路長が同型機に比べて短く、騒音対策にもなっているそうです。

エンジンはPratt & Whitney社製。
直径の大きなエンジンを使用しており翼の根本が反り上っているのが特徴です。

機体のデザインは胴体から機首にかけて日本刀をイメージしたシャープなデザインで
オリジナルの赤、金、黒は漆塗り、
コクピット周辺に灰色の歌舞伎の隈取をイメージした塗装を施しています。

コクピットは大型LCDに計器を表示するなどデジタル化が進んでいる印象。
客室数90と70ともに同じライセンスで操縦できるように共通化も進んでいる様です。

客室は波紋を模したカーペット、照明の影が富士山をイメージしているなど
枯山水の日本庭園をイメージしているそうです。

実際の座席に座らせてもらいましたが、座席幅も広く快適な空間でした。
通常の旅客機と違い、荷物を船尾にもっていくことで空間を有効利用しているそうです。

実際の製造工場も見学できました。
小牧工場は各地の工場で作られた機首、胴体、翼、船尾、エンジンなどのパーツが集まり
最終組み立てと塗装を行う工場となっています。

土曜日なので作業は見れませんでしたが、4機が組立中でした。
量産が開始すると工場内には12台のMRJが並ぶそうです。

量産開始したらまた見てみたいですね!

工場見学後は併設されているミュージアムショップへ。
初号機の模型を衝動買いしました。

国産旅客機が日本の空を飛び回る日が楽しみです!

次にあいち航空ミュージアムへ。
主に愛知県ゆかりの航空機が展示されています。
愛知航空ミュージアム
YS-11 52-1152
戦後初の国産双発ターボ・プロップ輸送機。
展示機は航空自衛隊の人員輸送機として50年以上活躍した機体。
①八〇式名市工フライヤー ②零式艦上戦闘機 
③MH-2000 ④MH-2000 JA21ME
MU-2 ⑥MU-300 JA8248
八〇式名市工フライヤーは 2017年に名古屋市立工業高校の生徒たちによって
作られたエンジン式飛行機。

零式艦上戦闘機は三菱重工が開発した艦上戦闘機。
設計には速度や上昇力などに高い能力が要求され、
徹底した軽量化がされているそうです。
最高速度565km、航続距離3000kmに達し、
当時の日本の技術力の高さを象徴した機体です。

MH-2000は三菱重工によって開発された日本初の純国産ヘリコプター。
主に遊覧飛行に使用されていました。
MH-2000 JA21MEとしてJAXAの新技術開発の飛行実証用の
実験用飛行機としても使用されました。

MU-2は1960年に三菱重工が開発した戦後初の
国産双発ターボ・プロップの多目的ビジネス飛行機。

MU-300 JA8248は1978年に三菱重工が開発した双発ビジネス機。MU-2の後継機。
展示機は気象観測や探索飛行に使用され、
日本版スペースシャトルの実験にも参加した機体。

個人的な感想ですがMRJミュージアムに比べると見劣りしてしまいます。
展示数も得られる情報量も少なく、航空博物館としては残念。

近々、各務原の航空宇宙博物館がリニューアルオープンするので
それを楽しみにしたいですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿