今回はちょっと遠出のサイクリング。
奈良県奈良市の道の駅針テラスから長谷寺、室生寺、岡寺、安倍文珠院の四寺を巡ります。
長谷寺
朱鳥元年(686)に道明上人が天武天皇のために「銅板法華説相図」を初瀬山西の岡に安置したことに始まり、現在は関係寺院3000寺を有する真言宗豊山派の総本山として西国三十三所第八番札所として人々の信仰を集めています。
道明上人は観音信仰にあつく、西国三十三所観音霊場を開かれました。長谷寺はその根本道場とされています。
仁王門をくぐると本堂までは登廊を上がっていきます。
紅葉もきれいです。本堂
徳川家光のご寄進によって慶安三年(1650)に建立。
入母屋造の正堂と礼堂からなる双堂形式で前面に舞台が付く大建造物です。
本尊を祀っています。
本尊は十一面観世音菩薩で近江国高島から来た楠の霊木を用いて三日間で造り上げられたとされています。
高さは三丈三尺(約10m)
現在の像は天文七年(1538)に東大寺仏生院実清良学の作とされています。
五重塔
寛文七年(1667)徳川将軍の寄進で建立。根本道場と書院を備えています。
現在のお堂は大正十三年(1924)再建されたものです。
安倍文珠院
大化元年(645)に安倍倉梯麻呂が安倍一族の氏寺として創建されました。
鎌倉時代に現在の土地に移転。その後、永禄六年(1563)松永弾正の兵火を受け一山のほとんどを焼失。現在の本堂は寛文五年(1665)に再建されました。
金閣浮御堂 霊宝館
開運弁財天(大和七福神)、安倍仲麻呂、安倍晴明のご尊像、安倍晴明の御尊軸をはじめ陰陽道に関する宝物が祀られています。
堂内の六面には、東西南北、東北、東南、西北、西南、天と地、日と月すべての方角を司る守護神十二御天の十二天尊軸が祀られていることから御堂を七回周り、おさめ札を納める「七まいり」で参拝します。
本堂
国宝の快慶作 騎師文殊菩薩像、善財童子像、優填王像、須菩提像
国宝の宗印作 維摩居士像
の五像「渡海文珠像群」が安置されています。
これは、雲海を渡り、衆生の魔を払い知恵を授ける為の説法の旅に出かけている姿とされています。
十一面観音は苦しんでいる人をすぐ見つけるため頭上に十一の顔があり全方向を見守っています。
白山堂 |
花の広場にはパンジーで干支の花絵が作られています。
現在は来年の干支の寅が描かれています。
途中、パラパラと雨が降り出しましたが運よく小雨ですぐやみました。
岡寺
663年、草壁皇子のお住みになっていた岡の宮を仏教道場に改めたことが始まりです。
本尊は如意輪観音像は日本最古で最大の塑像
紅葉も見頃です。
奥之院石窟三重塔宝塔
岡寺を抜けると長いヒルクライム。さらにまた雨が・・・。今回は結構な本降りに。
車に戻ってお寺に向かおうかと悩んでいると晴れてきました。ここまで来たので、自転車で巡ろうと覚悟を決め室生寺へ。
室生寺
680年に天武天皇の勅命により修験道の祖、役子角が建てたと伝えられています。
また、女高野としても知られています。
境内に着くとまた本降りの雨が・・・。受付で傘を貸してもらえたので、傘をさして散策。
弥勒堂平安時代初期(800年頃)建立で、室生山中最古の建物。
総高16.1mで屋外に建つ五重塔では国内最小です。
またしばらくするとやみました。このまま降らないといいけど・・・。
奥之院
参道で名物 回転焼きを頂きました。
暖かく、よもぎの風味がしておいしい。駐車場に戻ると駐車場の管理人さんが自転車にカバーをかけてくれていました。
管理人さんの親切に感謝です。道の駅までの残りも頑張れそうです。
ここから道の駅まではまたヒルクライム。今日はヒルクライムだらけです・・・。
ヒルクライムに雨に散々なサイクリングでしたが壮大なお寺と紅葉を満喫できました。
道の駅で夕食を食べて帰宅しました。
スタミナラーメン |
走行距離:106.92km
巡航速度:27.7km/h
予定では80kmくらいの予定でしたが100km超えるとは。登りが多かった割には巡航速度が速いような・・・。サイコンバグってる?まぁいっか・・・。
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