2017年2月6日月曜日

17.02.04 KIRIN名古屋工場見学

今回はKIRINの名古屋工場へ
KIRIN名古屋工場
工場の前には1962年の工場操業から80年代まで使用された
銅製の仕込釜が置かれています.

KIRINとビールの歴史を紹介
1853年ペリー来航以降,西洋人が居留するようになり
彼らのために輸入されたビールが文明開化と共に日本人にも広まる.
1870年 ウィリアム・コープランド(米)が横浜横手に
ビール醸造所スプリングバレー・ブルワリーを創設
日本人にビールの醸造技術を教え数々の国産ビールが生産されるように.
1885年 スプリングバレー・ブルワリーが外国人経営者に引き継がれ
ジャパン・ブルワリー創設
1888年 ジャパン・ブルワリーがドイツ産原料で
ドイツ人技師によって醸造された「キリンビール」販売
1897年 ジャパン・ブルワリーが日本人経営者に引き継がれ
「麒麟麦酒株式会社」設立
大正から昭和にかけ工業が発展するとともに
都市部に人口流入が起こり「サラリーマン」が出現
彼らがビールを飲むようになり人気飲料に.
その後も高度成長期でさらに消費量が増えていきます.

この中部圏の消費を担う工場として名古屋工場が1962年創業開始しています.

ビールの製法
1.仕込み:砕いた麦芽とお湯を混ぜ「もろみ」をつくる.
2.麦汁ろ過:もろみをろ過
  この時最初に流れ出たものが「一番搾り麦汁」
  その残りに水をくわえてろ過したものが「二番搾り麦汁」
  この「一番搾り麦汁」と「二番搾り麦汁」をブレンドしてビールを作っています.
  KIRINで「一番搾り麦汁」のみを使用した製品が「一番搾り」です.
  ちなみに,この麦汁は試飲させてもらえました.
  一番搾り麦汁は甘くてコクがありおいしかったです.
3.煮沸:ホップを加えビール独特の香りと苦味を生み出す.
4.発酵:酵母を加え発酵タンクで発酵
5.貯蔵・ろ過:1~2ヶ月タンクで貯蔵して熟成させろ過してビールの完成.
貯蔵タンク
貯蔵タンクがビールを模した色になっているのは名古屋工場だけ.
貯蔵タンクのトンネル
見学ツアーの中には実際のタンクと同じ長さのトンネルが.実に23m近くあります.

6.パッケージング:ケースに詰められ出荷.
ビール詰め機

パッケージライン
最後は試飲をしてツアー終了.
自転車で行ったのでもちろんアルコールは飲めませんが・・・.

走行距離:149.57km
巡航速度:24km/h
1月はほとんど走れず,久々の100km超えです.
またブルベに参加するので本番までに距離に慣れないと.
KIRINビールラインナップ

翌日に一番搾りを買って飲んでみました.
ビールの苦味が苦手ですが飲みやすかったです.

参加賞でカートンケースのペーパークラフトを貰いました.
カートンケース
ちなみに現在のKIRINのラベルに描かれている麒麟には
「キ・リ・ン」の文字が隠されているそうです.

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